高大接続研究

■奈良女子大学と附属中等教育学校では、令和元年度から、5・6年が異学年合同で探究活動を行う文理統合探究コース「PICASO」を開設しています。これは、大学入試改革や新しい学びなどの教育改革に対して、大学教員と附属中等教員が教育課程・評価基準・授業実践について、共同でカリキュラム開発を行っているものです。

■文理統合探究PICASOコース設置のねらい

5年・6年生を対象として、大学教員と附属中等教員が協働して開発したカリキュラムに基づき、剥落しない学力を育成する2年間の高大接続コースを設ける。
これは、早すぎる文理選択の固定化を緩和し、文理統合的視点の獲得を可能にする中等教育段階のカリキュラムを、高大それぞれの教育研究実績を活かした連携により創造・実践するものである。さらにそれを受けた大学における高等教育を通じて、広い視野を持ちつつ高度な専門性を身につけた人材を育成する。
あわせて、このコースを選択した女子生徒のなかから奈良女子大学を志す生徒を,本プログラム独自の入試により選考し、奈良女子大学への「高大接続入学」につなげる。
これらの取組全体を通し、高大が真に連携した人材育成プログラムのモデルを全国へ発信することが、本コース設置のねらいである。

■「文理統合的視点」について

「文理統合的視点」とは、文系と理系それぞれに関する知識やリテラシーの単なる習得ではありません。そこには、<文をも理をも俯瞰しうる視座(=統合的視点)の獲得>を目指すことが含意されています。「俯瞰しうる視座」とは、文と理における科学的精神や方法等において、なにが両者に通底し、どこが異なるのかの批判的把握などによって獲得された視点を指します。このことにより高校・大学において、既存科目を受講する際にもより深い学びが可能となったり、自ら研究をおこなう際にも、より創意に富んだテーマ設定や探究につながることが期待されています。

  1. 対象生徒:PICASOコースに所属し、探究活動を深めたいと考えている生徒
    ※奈良女子大学との高大連携特別教育プログラムに基づく特別選抜(以下、特別選抜)への参加を希望する生徒、あるいは今後希望する可能性がある生徒は、必ず本コースを履修すること。
  2. 募集人員:定員22名程度(講座成立条件45名の半数まで)
    ※特別選抜の募集人員は12名(女子生徒のみ対象)です。

■カリキュラム開発イメージ