企業連携
本校では、サイエンス研究会をはじめとする生徒の自主性に基づいた研究活動に対して、 企業での技術者・開発者との情報交換会を定期的に実施しています。また、自身の研究内容を企業にPRし、研究資材や研究費の支援を獲得しています。
■学校設定科目「基盤探究Ⅱ(コロキウム類型)」
リベラルアーツを涵養するカリキュラムとして第2期SSHより開講している「コロキウム」では、文理の枠組みを超え、少人数の対話型の形式をとることで、狭い知識や技能の集合体ではなく専門的な(自然科学の根底にある)ものの見方や考え方を学びます。第4期SSHでは企業(大和ハウス工業株式会社、DMG 森精機株式会社)と連携し、共創型の学びを実践することで飛躍知の育成を図っています。
■サイエンス研究会「イノベーターキャンプ」
サイエンス研究会では、生徒の独自性と主体性を尊重しつつ、研究活動において企業・大学・海外理数系先進校等の多様な専門家との知の共有を促し、イノベーターの素養として求められる「飛躍知」を育成するため、毎年、研究分野を超えた交流を促す「イノベーターキャンプ」を企画しています。 2020年度はソニービジネスソリューション株式会社が提供するプログラミングツール「MESH」を活用したワークショップ、2023 年度はDMG 森精機株式会社の協力により「工作機械を使った精密なものづくり実践講座」を開催しました。
■ゆめちからプロジェクト
サイエンス研究会生物班が『「ゆめちから」栽培研究プログラム』第八期 課題研究校に指定されました。10月に研究を支援していただいた株式会社Pasco, 株式会社リバネスの方が来校され、種まきの指導や小麦の育て方に関する講義を行ってくださいました。
■サイエンスキャッスルへの参加と研究資材の獲得(THK賞)
サイエンス研究会物理班の望月君が、自身の研究内容をプレゼンし、THK株式会社と株式会社リバネスが支援する「サイエンスキャッスル研究費 THK賞」に採択されました。支援として研究費及び特注のLMガイドを提供していただきました。開発した超音波発振装置をLMガイドに装着し、広範囲を稼働できる仕組みを提案しました。なお、定期的に2社の技術者の方と電話面談を行ったり、12月に開催されたサイエンスキャッスル成果発表会にて研究成果を報告し、他校の生徒さんとの情報共有を行いました。
■企業の技術者・開発者との情報交換(ヤマハ株式会社)
サイエンス研究会で電子管楽器の作成に取り組んでいる黒川くんが、静岡県のヤマハ株式会社を訪問し、技術者の方に自身の研究内容を発表し、情報交換を行いました。ヤマハの技術者の方からは取り組んでおられる開発内容について情報提供をいただきました。