国語科書写の授業で書家の「逢香」さんにご指導いただきました

1/26金、中学2年生の国語の授業に、書家の「逢香さん」をお招きして、行書のレクチャーをしていただきました。
 生徒たちは『平家物語』の「扇の的」を学習しています。『平家物語』は、琵琶法師による語りや絵巻、読み本など、さまざまな形式で表現され伝えられてきました。
 筆による記述もその表現のひとつです。
 そこで、『平家物語』の単元に、「扇の的」の一部を行書で書くことを書写指導とも組み合わせて入れました。文字文化として行書に触れ文字のさまざまな表し方を知り書いてみることで、筆で書くことの表現の豊かさを知り、審美の対象となる「書」へとアプローチできるよう学びをデザインしました。
 逢香さんには、書き手が伝えたいことを筆で表現できる可能性(例えば「海」なら荒々しいのかおだやかなのかなど)を実際の書で見せていただきました。ご自身の作品もご紹介いただき、審美の対象となる書とはどんなものかも示していただきました。今回の授業でたいへん大きな役割を逢香さんに果たしていただきました。逢香さん、ありがとうございました。